虫歯が進むと、「歯の根の治療(神経の治療)」が必要になります。
「歯の根の治療」は「根管(こんかん)治療」、略して「根治(こんち)」とも呼ばれます。これは、とても難しい治療なのです。
一回目の「歯の根の治療」によって、その後のその歯の運命が決まるといっても過言ではありません。
何回も「歯の根の治療」を繰り返す方がいます。
それは、一回目の治療がうまくいっていなかったからです。
知らない間に「病気の巣」が歯の根の先に出来てしまい、腫れて痛むことがあります。
一回目の治療がうまくいけば、再発しても大きな病気にはならないことが多いのです。
「歯の根の治療」は、間隔を空けずに来院していただくなど、スケジュールに縛りのある治療ですが、再発を予防するためには丁寧な治療が欠かせません。
初めての方も、再発してしまった方も、これ以上痛い思いをしないよう、にじいろ歯科クリニックが一緒に「伴走」いたしますのでがんばって治療していきましょう。
以前の「歯の根の治療」は、感覚頼りで行っていました。
でも、今はマイクロスコープ(顕微鏡)で歯の根の状況を見て確認しながら治療をします。
患部を目視して治療するので、精度があがります。
適切な「消毒液」を使い、適切な「時間」をかけて消毒をします。
適切な消毒をしないと、細菌を生きたまま押し込むことになり、せっかくの治療が無駄になります。
また、適切な時間をかけて消毒しないと、象牙質(エナメル質の下)にある象牙細管(ぞうげさいかん)という細かい管の中に入ってしまっている細菌は生き残ったままになります。
また、もともと歯の根があったところを隙間なく埋めておかないと、また細菌が入り再発のリスクが上がります。
歯の根の形は、非常に複雑です。
どんな複雑な形でも、隙間がないよう詰めていく根管充填(こんかんじゅうてん)は、非常に根気の要る処置です。
どちらも、時間がかかります。
一回の治療につき、1時間から1時間半の時間を頂戴します。
長い時間治療時間を要するのは、下記の理由からです。
消毒の際、唾液が入ることは細菌が入ることを意味します。
ですので、唾液が入らない処置として「ラバーダム」をすることがあります(上記イラスト参照)。
根の中にある汚れを全部搔き出し、キチンと消毒し、無菌化します。
すでに一度根の治療をしている場合は特に大変です。
詰めていた物をキレイに除去するには、顕微鏡で拡大して、時間を掛けないと取り残しをすることになり、再発にリスクが上がります。
1本の歯に対して、最低3回くらいかかります。
詰め物の充填の際、歯の根が曲がっていればそれに合わせた機械を使います。
精密な治療には、ベストな治療用機械の選択が必須です。
その選択には時間がかかります。
また、消毒して無菌化してから次の治療までの間が空くと、せっかくの消毒効果がなくなってしまいます。
根の治療が終わるまでは、週一回の治療ペースを落とさず通院していただくことになります。
確かに、患者さんにとっても大変な治療です。
にじいろ歯科クリニックでも患者さんに「伴走」するつもりでがんばります。
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